ネパール

2012年7月 3日 (火)

結構過酷なバスの旅

カトマンズを出発したボロバス。屋根の上まで満席状態で、ヨロヨロと走っていく。もともと古いし、満席でヨロヨロなのに、山道&狭い&ボコボコ道を走ることになるので、もうバスは瀕死の状態。おかげでスピードは全くでない。

自転車のほうが速いのはもちろんだが、高校生の長距離選手のほうが速いと思うほどのスピードだ。地図で見た時、カトマンズと目的地のシャブルベンシは、あんまり離れていなかったのになぜ8時間もかかるのだろう?と不思議に思っていた。今日、その疑問が一気に解決。スピードが出ないのである。もちろん、山道で直線が少なく距離も見た目以上にあるだろうが、やっぱりスピードが出ないのが一番の原因。

定員を守り、バスを新しくしたら少しは違うのかもしれない。けど、舗装をきちんとして欲しいとも思う。つまり、このカトマンズ~シャブルベンシ間の時間短縮にはまだまだ時間がかかるということだ。

座席のクッションもイマイチだし、長時間のボコボコ&ヨロヨロ運転は結構きつい。日本で長距離バスだと、座席も綺麗だし、何より日本の高速道路は見事な舗装道路なので、揺れも少ない。常にガタガタ揺れているので、寝ることもできないし。

でも、途中からこのヨロヨロバスの旅を楽しめるようになって来た。諦めが入ったのかもしれないが。景色を見ながら、過ごしていると結構楽しい。何も考えず、本も読まず、音楽も聴かず、ただ外の景色を眺めるだけ。なんか良い感じだ。まぁ、たまに揺れて窓枠に頭をぶつけたりするんだけど。

途中、ご飯休憩を1回挟み、8時間でシャブルベンシに到着した。もうクタクタだ。そういえば、8時間のバスの旅、休憩は1回だけ。そのほか、トイレ休憩は何度かあったけど、別にそこにトイレがあるわけじゃない。大自然のトイレである。男性はいいが、女性は困るだろう。女性でシャブルベンシにバスで行く場合、前日の夜から水分摂取は控えたほうがよいだろう。

2012年6月13日 (水)

ネパール9日目~トレッキングへ~

ネパール9日目。いよいよこの日からランタントレッキングに出かける。ネパールのトレッキングに関しては、ここのサイトを読んでみるといいかもしれない。

「世界一美しい谷」と言われるランタン谷とゴサインクンドの両方に行く11日間のトレッキングだ。楽しみ8割、ちゃんと歩けるか不安が2割。まぁ、ガイドも一緒だし何とかなるだろう。

昨日までにしっかり荷物もバックパックに詰めて、必要ないものはホテルに置かせてもらったので、荷物は幾分軽くなっている。トレッキングが楽しくなるかどうかは、荷物をいかに軽くするかだ。もちろん、必要なものは持っていかなければならないが。

朝、ゲストハウスまでガイドさんが迎えに来てくれた。ちなみに、その時間6時半。まだ外は薄暗くて、寒いけど、バスが7時出発なのでタクシーに乗り込んでバス乗り場へ向かった。タメルから北へ向かって、大きな道路に出てすぐの場所にあるバス乗り場。特に大きなバスターミナルになっているわけではなく、道路の隅に古いバスが並んでいるだけだった。

そのうちの一つに乗り込んで、出発を待つ。ネパールなので、定刻の7時になっても出発する様子はない。ガイドも「たぶん、30分くらい遅れると思う」と言っていたし。まぁ、予想通りって感じかな。定刻どおりに出発するなんて、日本くらいだろうなぁ。


バスは、少しずつ客が乗り込んできて、満員になってきた。もう席は開いてないようだ。そうすると、天井からなんか音がするようになった。どうやら、屋根の上にも人が乗っているようだ。安全上大丈夫なのか・・・?と思うが、ガイドによるとこれも普通らしい。でも、確かに屋根の上でのバスの旅は、気持ち良さそうだ。でも、危ないことこの上ない。


そんなこんなで、7時半ガイドの予想通りの時間にバスは、トレッキングの基点となるシャブルベシに向けて出発した。

2012年6月 7日 (木)

ネパール8日目~カトマンズ~

ネパールに来て、早くも8日目。明日からはランタンへトレッキングに行くことになっている。

さて、昨日トレッキング関連の買い物も済ませたし、今日は特にすることもない。夕方に旅行会社のオフィスに行って、トレッキングガイドと顔合わせをして、明日の詳しい予定を聞くくらいだ。さて、どうしようか・・・。

旅行に来て、何もすることがないってかなり新鮮な気がする。結構旅行ではスケジュールを詰め詰めにしてしまうからなぁ。欧米人のように長い休みを取れない日本人は、短い間に予定を詰め込んで、急ぎ足での旅行が得意だ。でも、欧米人は今回の俺のように、ゆっくりとした旅を楽しんでいるんだろうなぁ。全くうらやましい限りだ。

今日することがないので、とにかくブラブラすることに。アサンチョークが楽しかったので、アサンチョークとダルバール広場へもう一度行ってみることにする。

俺は実は結構料理好きなので、色々な食料品が集まったアサンチョークは歩いているだけで楽しい。野菜はもちろん、肉屋も魚屋もある。干した魚も売っているし。川魚なんだろうが、ネパール人も魚を食べるのかと意外な感じがした。豆類や果物も豊富。ゆっくり歩きながら、こういうの見るのは、良いなぁ。

野菜も日本ではみかけない「それなに?」というのもあるし。そう!豆腐も発見、買わなかったけど、確実に豆腐だった。すげービックリ!!!結構幅広いネパールの食文化。面白いなぁ。

あとは、電化製品が売っている地区もあった。「YASUDA」というメーカーのものがたくさんあったが、そんなメーカー日本にないぞ。日本製に見せかけているのか?

その後、ダルバール広場で一休み。そして、ラッシーを立ち飲み。このネパールブログに書いてあったんだよね。美味しそうだったから、立ち寄ったんだけど。

うまい!!!

うまかった~。大小の2サイズだけど、大をおすすめする!!!

さぁ、旅行会社でガイドと顔合わせだ。行ってくるか。

2012年5月23日 (水)

ネパール6日目~カトマンズ~

ネパールに来て、6日目。今日は、映画でも見に行ってみようかと思う。ガイドブックにもネパールの映画に関して載っていたし。とりあえず、またゲストハウスの人にお勧めの映画館を教えてもらって、お昼頃に行ってみる。


王宮博物館の近くにある映画館。何時から始まるかわからないので、チケット売り場の人に聞いてみると、14:00からだって。あと1時間半くらいある・・・。チケットだけ購入して、ダルバール・マルグのカフェ(?)で時間を潰すことにした。


カフェでは、ミルクコーヒーを注文。ネパールの大衆的な喫茶店にはコーヒーは少ない。やっぱり紅茶&ミルクティの国だから仕方ない。でも、ミルクコーヒーは結構メジャーなもの。ホットのコーヒー牛乳と思ってもらえば良いと思う。しかも、インスタントコーヒーである。コーヒー豆を挽いて、サイフォンやフィルターで入れるというのは、タメルにある外国人用のカフェだけだと思う。あ、もちろん高級ホテルもだろうけど。甘い飲み物が好きなネパール人には、ブラックコーヒーの味はわからないだろうから、インスタントコーヒーのほうが手軽で良いのかもしれない。まぁ、俺もそんなにコーヒーの味がわかるわけではないけれど。でも一つ言えるのは、ネパールで飲むとミルクコーヒーもとても美味しく感じる。不思議だ。ネパールの空気と雰囲気がそうされるのかもしれない。やっぱり、その土地の風土にあったものなんだろう。


さて、開演30分前に映画館に戻り、席に座る。思ったほど汚くはないけど、日本のものよりも椅子は固いし座り心地も悪い。周りもドンドン席が埋まっていく。若者が多い。ネパールの若者の髪型は、なんか売れない地方都市のホストのような感じだ。

ネパールの映画が始まった。細かく説明できないけれど、突っ込みどころは満載である。アクション&恋愛映画といった感じだ。わざとらしく泣く演技、いきなり踊りだし、全くリアル感のないスタントなどなど。そして、ネパール人はそんな映画を本気で楽しんでいる。拍手したり、歓声を上げたり。日本でそんなことをやったらほかの観客から思いっきり睨まれるだろう。でも、一生懸命映画を楽しんでいる様子で、微笑ましかった。

途中1度休憩を挟んで、約2時間半の上映は終了。国が違えば、映画も違う。なかなか興味深い体験だった。さぁ、ダルバール・マルグを散歩して帰ろう。

2012年5月17日 (木)

ネパール5日目~カトマンズ~

ネパールに来て5日目の朝。もうすることも無くなってしまった。歩いていける観光名所はもう行ってしまったし。ダルバール広場もスワヤンブナートも良かったけど。でも、もう1度行くのもなぁ。

とりあえず、今日はネパールの若者の生態でも探ってみようかと思う。ネパールの若者はどこに行くのだろう?どこで遊ぶのだろう?ゲストハウスの人に聞いてみると、「今は、シビルモールが良いよ」とのこと。ガイドブックにも載っているシビルモールに行ってみることにした。たぶん、歩いても行ける範囲だ。

朝ごはんをゆっくり食べて、準備をする。このゆっくり朝ごはんを食べるってとても贅沢だ。日本では食べないことも多いから。

シビルモールはカンティパトという道路に面している。そのため、タメルチョークから東に進んですぐにぶつかるカンティパトを南へ進む。昨日までは細い路地を歩いていたから、こんなに大きい道路があるなんてちょっと驚きだ。タクシーは、とっても古いけど、自家用車は結構新しい。ホンダやトヨタ、タタ、ヒュンダイなどが多いな。あの30万円の車、タタのナノも結構みかけた。

カンティパトを歩くこと30分、シビルモールに到着。結構新しい。中に入ると、エスカレーターもエレベーターもある。服屋が多いけど、なんかみんな似た様な服が並んでいる。まぁ、ネパールだから仕方ないよな。上のほうには、ちょっとリッチなフードコートと映画館、ボーリング場、ゲームセンターなどがあった。まさに、「最新プレイスポット!!!」って感じだ。ここに来ている若者も精一杯オシャレをしているようだ。しかも、みんなかなりの裕福層に見える。お金持ちの子供が来る場所なんだろう。

映画を見ようかなとも思ったが、インド映画なのか全く魅力的じゃなかったので諦める。あぁ、明日は映画でも見ようか。またゲストハウスの人に良い映画館があるか聞いてみよう。シビルモールをブラブラしていたら、あっという間に時間が過ぎてしまった。ここでは、特に買うものもなかったんだけど。値段は、日本のユニクロくらいのものが多い。でも質はユニクロの足元にも及ばない。デザインももちろんだ。中国製が多そうだったな。

よし、明日は映画でも行こう!

2012年4月12日 (木)

ネパール4日目~カトマンズ~

ネパール4日目。

いつもと同じ朝。ネパールの2月の朝は寒いが、とても天気が良い!!!日向ぼっこにはちょうど良い。タメルも隅々まで歩いて、今日はどうしようかなぁと思っていると、ネパール人が日本語で話しかけてきた。要はトレッキングに行かないか?ということらしい。

話しかけてきたネパール人は、日本語がうまかった。そして、このゲストハウスと提携している旅行会社の人らしい。もちろん、トレッキングはそのうち行く予定だったので、話だけでも聞いてみることにした。トレッキングなんて日本でしたことないし、装備もなにもないけど大丈夫か?ということを聞いたら、「全然大丈夫」とのこと。まぁ、必要だったら、その辺のトレッキング用品店で買えば良いか。特にブランドにはこだわり無いし、使えれば偽物でも良いし。

トレッキングの話をしていたら、このブログのことを思い出した。ヒマラヤトレッキングinネパールである。ネパールのトレッキング地域の説明が載っているのだが、この中で気になっていたのが、ランタン地域。エベレストももちろん見たいが、正直初心者の僕が5500mまで耐えられるとは思えない。それなら、気になるランタン地域にトレッキングに行ってみたかった。標高が高くなくても、ヒマラヤを間近に見ることができる。

ランタンのことを旅行会社の人に聞いてみたら、「ランタンは良いよ。オススメ」と言っていた。エベレストやアンナプルナに比べて、人が少ないとのこと。それも僕は気に入った。それに神秘の湖ゴサインクンドというところもあるらしい。ランタン谷とゴサインクンドに行くことに決めた!世界一美しい谷と神秘の湖に行くなんて、ちょっと秘境に行くような気がする。

ただし、行くのは5日後。なんとなくもう少しカトマンズを楽しみたかった。明日からすぐにでも行けるとのことだが、カトマンズをもう少しウロウロしてから、トレッキングに行くことにした。そして、一応トレッキングシューズも購入することにした。その旅行会社の人の紹介で、トレッキングシューズは2500ルピー。安い・・・。でも、ノースフェイスとのロゴが入っているけど、きっと偽物。でも、気にしない。このトレッキング行ければよいのだから。

トレッキングは、カトマンズから11日間で約600ドル(だったと思う)。11日間でガイドもついて、食事&ロッジ代、交通費なんかも含めると、安いと思う。まぁ、それは人それぞれだとうが。5日後が楽しみになってきた。トレッキングに行って、ヒマラヤを見れば、僕はもっと自由になれるのだろうか?何かを見つけることはできるのだろうか?

ネパール3日目 ~カトマンズ~

ネパール3日目。

昨日と同じように、朝は屋上でダラダラすることにした。なんか、日本でダラダラするのとは、違うんだよな。同じダラダラなのに、なんでこんなに違うんだ?日本とネパールでは、ダラダラする感覚さえも違ってくるのだろうか。

今日も当ても無く、タメルを歩いた。今の僕は、他人からどう見られているのだろう?「張り切った日本人」「無気力な日本人」「張り切っているのに、無気力を装った日本人」ネパール人からは、どう映っているのだろう。まぁ、それはもちろん「張り切っている日本人」だろうなぁ。まだまだネパールに来て、3日目。テンションが上がることばっかりだから。全てが初めてで、全てが新鮮なネパール。ネパールに来て良かったと、今心から思っている。

タメルでどこか良いカフェを見つけたいのだが、どこが良いのだろう。ただ、適当に歩いていくだけで見つかるだろうか?できれば、Wi-Fi付が良いんだが。そう思いながら歩いていると、カルディ・カフェを見つけた。カルディって、あの日本にあるカルディらしい。ネパールにカルディなんて、イメージに無いが、カルディならコーヒーが美味しいだろうと、入ってみた。店内は清潔だし、明るくて、なかなか良い感じだ。もちろん、ネットもできるし、かなり居心地は良い。

コーヒー後は、スワヤンブナートへ。スワヤンブナートは、これまた「カトマンズの谷」の世界遺産の一部。仏教寺院である。タメルからは歩いて30分くらい。ガイドブックを片手に地図を見ながら歩いていったら、かなりわかりにくい。一応、迷わずにいけたが、途中「この道で合っているのか?」と常に不安だった。スワヤンブナートは、丘の上に立っている。丘のふもとから階段を上っていくのだが、途中猿がいっぱいいていろは坂のようだった。きっと、このサルたちは観光客からエサをいっぱいもらっていて、結構凶暴だったりするのだろう。

スワヤンブナートは、白くてきれいだ。カトマンズにはヒンドゥー教寺院と仏教寺院が混在している。世界遺産にさえ、どちらも登録されているくらいなのだから。ネパールは、仏教とヒンドゥー教がうまく融合していて、異なる宗教が共存する良い見本かもしれない。僕は、一般的な日本人だから、特に「これ」といった宗教は持っていない。でも、違う宗教だって共存できると思う。もちろん、その宗教が「ちゃんと」した宗教の場合。カルトは宗教として認めないけど。宗教の違いが、戦争や紛争の原因のひとつ。ネパールみたいに共存できたら、少し世界は平和になるんじゃないか。

ネパール2日目~カトマンズ~

ネパールで初めての朝が来た。

それにしても2月のネパール。寒い・・・。ネパールってヒマラヤのイメージだから寒いっていうイメージと、インドの近くだから暑いっていうイメージがあって、よくわからないかったけど。寒い。思っていたよりも寒かった。

ゲストハウスの屋上で、朝ごはんを食べて、何もすることもなく、ただ日向ぼっこをしながらぼーっとしていた。こんなゆっくりな時間を過ごしたのはいつ以来だろう?もちろん、日本でも休みの日にゆっくりすることはあっても、心のゆとり具合が違うというか、なんだろうこの違いは。携帯があるとないとではこんなにも違うのだろうか?もちろん、携帯は持ってきているが、電源はOFFしてある。こんな時間をこんな気持ちで過ごせるだけで、ネパールに来て良かったと思える。

ゆっくりとした朝ごはんを食べた後は、とりあえずタメルを歩いてみることにした。タメルは世界中から旅行者が集まる場所。ホテルもレストランも土産物屋もトレッキング用品屋もなんでもある。旅行者が必要なものは、全部この場所に揃っているらしい。

バックパッカーズロッジから、タメルの中心部タメルチョークへ歩いて行ってみる。昨日は夜でわからなかったが、道路が狭い。そして、人が多い。タメルチョークからは、とりあえず行く先を決めずに歩いた。ゆっくりお店を見たりしながら、ただ当てもなく歩く。ネパール人から「こんにちは」なんて怪しい日本語で声をかけられるけど、適当にあしらっていく。タメルには、ネパール人はもちろん、欧米人、日本人、中国人など色々な人種が混ざっていて、まさに「カオス」状態。日本には、ここまでの場所はないだろうなぁ。

タメルには、人間だけじゃない。犬もいっぱいいる。みんな野良犬。そして、みんな寝ている。野良犬というと、怖いイメージもあるが、ネパールの野良犬は、みんなやる気がなくダラダラしている。

タメルは、本当に不思議な場所だ。不思議なパワーを感じる。世界中から旅行者が集まるのもわかるし、ここに沈没する人がいるのもわかる気がする。以前は、バックパッカーの聖地って言われていたらしいから、昔はもっと凄かったんだろう。

ネパール入国

ネパールに入国した。ネパールのカトマンズにあるトリブヴァン空港から、旅行者の集まるタメル地区までどうやっていくか・・・。一番安い方法は、「徒歩」だそうだが1時間はかかるし、今はもう深夜。安全のため、タクシーで行くことにした。もちろん、ネパールのタクシーはどこまで安全なのかは知らないが。

タクシーカウンターで、プリペイドタクシーを申し込む。料金はRs.500(だったと思う)。タクシーカウンターの人に、「ホテルは決まっているのか」と聞かれて、「ノー」と答えると、「良いホテルを紹介してあげる」と言われた。騙されるのではないかと用心したが、この深夜の時間から歩いてホテルを探すのもなかなか大変だろうから、とりあえず話を聞くことにした。
「予算はいくらだ?」
「500ルピーくらい」
「じゃあ、バックパッカーズロッジでどうだ?日本人がみんな持っているガイドブックに載っているゲストハウスだ」

地球の歩き方に載っているゲストハウスなら、ちょっと安心かもしれない。そのカウンターのおじさんの言うとおりにすることにした。早速タクシーに乗り込み、タメル地区へ向かう。カトマンズの夜は、かなり暗い。窓の外の風景は暗過ぎてあまりよくわからない。道はボコボコ、タクシーはボロボロ。相当乗り心地は悪い。20分位で、タメル地区のバックパッカーズロッジに到着した。思ったよりもキレイなゲストハウス。ここに泊まることにした。停電のときは、お湯が出ないらしいが、安いゲストハウスだから仕方ないだろう。それに、名前が気に入った。僕の旅にぴったりの名前だ。

とりあえずチェックインを済まし、簡素なベッドに横になった。

本当に一人でネパールに来てしまった。何の予定も立てず、何も決めず(帰国日は決定)、知らない国ネパールに来てしまった。明日から何をするのかもわからないけど、とにかく興奮している自分がいることは良くわかっている。日本での大学とバイトと人間関係に縛られている自分が、少し自由になった気がした。

日本を旅立つ

ネパールに旅立つ日がやってきた。広州行きの飛行機は午後の便なので、朝は比較的ゆっくりできるが、なぜか落ち着かない。落ち着いていつもと変わらない雰囲気を出したいのに、やはり興奮しているらしい。

成田空港へは、吉祥寺からリムジンバスで行くことにした。成田エキスプレスとかは乗換えが面倒だから。バスに乗っておけば、あとは着くのを待つだけだし。ただ渋滞が怖いので、ちょっと早めのものを予約した。成田までは約2時間。渋滞もなく、スムーズに到着。

ちょっと早いがチェックインを済ませ、本屋へ直行。飛行機の中で読む本を持ってくるのを忘れたのだ。バックパックの中には、深夜特急は入っているけれど。何か旅行記のようなものが読みたいので、探していたら「Asian Japanese」という文庫本を発見!早速購入しておいた。ネパールも出てくるみたいだから、飛行機の中で読まなくては。

広州行きの飛行機に乗り、約4時間後広州に到着。エアポートバスで、ホテルへ行き休んだ。ここでは、広州でのことは割愛する。とりあえず、中国はすごい。いろんな意味ですごい。

広州からネパールのカトマンズへの便は19時ごろの便。早めの行動で16時半には広州の空港についており、あとはゆっくりネパールへの飛行機を待つだけだ。ネパール行きの飛行機に乗り込んだのは、やはりネパール人と思われる人が多い。あとは中国人。最近、ネパールでは中国人観光客が多くなっているそうだ。韓国人もいた。日本人と思われる人は、僕以外に一人だけだった。でも、日本人に囲まれているより、こういう状況のほうがテンションは上がってくる。「僕は一人でネパールに行く」という勝手に誇らしげに感じてくるのだ。今思うと恥ずかしい限りだが。

ネパールカトマンズ空港へは、夜10時ごろに到着した。薄暗く小さな空港でツーリストビザを取得し、両替を済ませ、空港の外に出た。国際空港なのに、薄暗く、あまりライトもないような空港の出口。でも、ネパール人がひしめき合っている。

ネパールに入国した。

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